新型コロナの5類移行後、抗ウイルスの需要は減っているが、消費者の健康、清潔志向が強まり、消臭機能を求める取引先が増えている。
ユニフォームや学生服、Tシャツなどのカジュアルウェア、靴の中敷きなどへの加工が順調だ。外出や旅行の増加で、電車、バス、自動車の内装向けも伸びている。
新たな付加加工として今年から提案するのが防ダニ。忌避効果があり、寝具、ソファや床材などのインテリア用途を見込む。
24年秋冬に向けては、吸湿発熱機能も加える。糸、生地だけでなく製品段階でも加工できる点をアピールする。25年夏には吸湿涼感機能も予定している。
(1月31日、繊研新聞「衛生・清潔・快適素材特集」に掲載されました。)