サンワード商会(大阪市中央区)のハイブリッド触媒「ティオティオプレミアム」は、多機能性を生かしながら用途を広げている。
現在は新型コロナウイルス禍でのマスク用などでの動きは落ち着いたが、引き続きユニホームや学生服などが堅調で、フィルターや車輛などの用途も伸びている。
新機能を加えた商品では、吸湿涼感タイプや吸湿発熱タイプなどが人気で、秋冬物では従来の機能である帯電防止性への注目も高まっている。
海外展開も伸ばす考えで、まずは空調フィルターでタイへの輸出が始まった。
近年では、特に消臭や抗菌への注目が高まっており、ストレス臭の消臭や防カビなどの性能確認も進めている。
また、SDGs(持続可能な開発目標)を視点にした提案も重視する。特に消臭を訴求する分野では、ティオティオプレミアムにより、洗濯での洗剤使用量や容器の廃棄、排水などの削減につなげようとする動きもあると言う。